キャッチボールしていることが大切

人と人との対話が出来ていることをキャッチボールに例えて語ることがありますが、

このキャッチボールをしていることが、

人と人との関係においても、

また、神様と人との関係においても大切です。

 

現代社会においては、人と人とのつながりが希薄になり、

家庭が壊れ、人間関係が壊れて、

様々な悲しい事件や問題が起こっています。

人と調和していくことが難しくなっている人が大勢います。

 

しかし私たち人間が、家族や周りの人と調和して

言葉のキャッチボールをいつもやれているなら、

そこには人生の素晴らしい幸せとハーモニーが生まれます。

  

聖書には、「神は人をご自身のかたちとして創造された。」(創世記1章27節より)
 とあります。

私たち人間は、本来、神様がご自身に似たものとして造られ、神様と交わりの出来る存在でした。

しかし同じ創世記で、最初の人類であるアダムとエバが罪を犯した時、

彼らは神様との交わりから遠のいてしまいます。

「そよ風の吹くころ、彼らは園を歩き回られる神である主の声を聞いた。それで人とその妻は、神である主の御顔を避けて園の木の間に身を隠した。」(創世記3章8節)

 アダムとエバはその後、エデンの園から追放されてしまい、

神様との交わりが絶たれてしまいました。

 

私たち人間が、人との調和が出来なくなり、

様々な悲しい事件や戦争を起こしてしまうようになったのも、

そもそもは罪を犯して神様の元から離れ、神様との親しい交わりが出来なくなったことが原因であると言えます。

 

しかし私たちが救い主イエス・キリストを受け入れ、神様に立ち返るなら、

永遠の命が与えられ、神様の愛を知り、神様との愛の交わりに入れられるのです。

 

「神は真実であり、その方のお召しによって、あなたがたは神の御子、私たちの主イエスキリストとの交わりに入れられました。」(Ⅰコリント人への手紙第一1章9節)

 

私たちは神様に自分の心を受け止めていただき、

神様と心のキャッチボールをすることが出来るのです。

礼拝や祈りなどの日々の信仰の生活の中で、

神との交わり(=キャッチボール)が出来ていると、

そこには神様との素晴らしい調和が回復されます。

 

またそれによって、人との関係においても、

他の人を愛し、心のキャッチボールをすることが出来るようになり、

そこに調和が表されるようになるでしょう。

 

人間は、まずは神様とキャッチボールをすることが大切なのです。

そして、神様の愛を知ることにより、

人と人とのキャッチボールもスムーズに出来るようになるのです。

 

「愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。」(ヨハネの手紙第一4章7節)