先月の初めに、私たちの教会は今までの会堂から新しい会堂に引越しした。
引越しするまでの数か月は、
荷物の片付けや処理、新しい会堂の設備を整えたりと大忙しだった。
しかしこの間、教会の人々やその家族までもが加わって、
それぞれが出来ることを精一杯やり、
協力し合えたことは嬉しかった。
野崎教会は、その引越しの作業とともに、
より重大と言える問題に遭遇していた。
実はこの5月の初めに、牧師である神田先生が末期のすい臓がんであることが判り、
がんはすでに肝臓にまで転移していて手術は無理であり、
抗がん剤治療でどれだけ延命できるかということであった。
私たちはそれぞれが必死で祈った。
今も神様の助けといやしを祈り続けている。
そんな中、神田先生は今まで通り教会のため、伝道のため、
キリシタン研究のために熱心に働いている。
確かに時々疲れているような様子も見られるが、
なんだか顔色が一時よりも良くなってきたように思う。
先日の検査では、全体としてがんは小さくなってきたということが判った。
そして、先生と話をすると、体を患っているわけでもないこちらよりもずっとパワフルで、
魂が色々なビジョンに燃えているのが伝わってくるのだ。
引越しの準備を始めた頃に、先生は、
「新しい会堂は小さい。でも、小さくてもいいから温かい教会がいい。本当に神様を礼拝して、助け合える教会にしたい。」
というようなことを言った。
以前から、神田先生は、教会の成長とは、人数を増やすことではないと言っていた。
大きな会堂や立派な会堂、人数の多さなどは問題ではない。
本当に神様に頼る人たちが集まって、
小さくても温かい教会、
どんな人でも安心して来れて、互いに支えあえる教会。
それが本当の教会の姿であり、
野崎キリスト教会がこれからも目指していく姿なのである。
教会に集められたそれぞれには、
弱さや欠点もあるかもしれない。
でも、今日も神様が神田先生を生かして用いて下さっていることを感謝しつつ、
いま自分が出来ること、
神様が望んでおられることをなしていけたら・・・と思わされている。
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yama (火曜日, 22 9月 2015 06:36)
素晴らしい***と思います。大きくて綺麗な教会は、一杯ありますが、その様な教会はなかなか、見つからないです。
神田先生のこれからの働きが豊かに祝福され、病も癒されます様にお祈り致します。
その様な教会で礼拝が出来る兄弟姉妹方は、とても幸せですね♪