いと高き者の力があなたをおおう時
 ルカによる福音書1:30-38

 御使が答えて言った、「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子ととなえられるでしょう。

 【中略】あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています。不妊の女といわれていたのに、はや六か月になっています。神には、なんでもできないことはありません」。
 そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」。そして御使は彼女から離れて行った。(ルカ1:35-38より)

 この数年、ルカによる福音書の一章の意味する大きさを学ばせていただいた。
 新約聖書の世界は、ユダヤ教の世界(ユダヤ人が選民として選ばれ、時が来れば苗代から世界中の田に、救い主としての神様の種が広がる事を願っていた事が実現して行く過程を私たちは学ぶ事ができます。

1-聖霊があなたに望む時…神様に抱擁されている自分が、気がついた時、奴隷から神様の子供に変えられていた事を学ぶ。(放蕩息子・迷子の羊)
 私たちは三位一体の全能なる創造主の働きについて学ばなくてはならないと思います。創世記一章では、「混沌としていた世界に『光りあれ!』と命じると、『日が輝き』始めました」。イエス様の誕生のときも、「天からの栄光の光りが『ベツレヘムの羊飼の野原』で輝きました」。そして、イエス様が復活した時、使徒の働き1:8-9でイエスは彼らにこう命じられた「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」 こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。」と教えています。

2-「神には、なんでもできないことはありません」。
 そこでマリヤが言った、「わたしは主のはしためです。お言葉どおりこの身に成りますように」

 この神には、なんでもできないことはありません」38
 との御言葉が、直訳すれば「主の語られた言葉で、実現力のない言葉は一つもありません」とギリシャ語に書かれています。その「 時が来れば…」の時がきたのです。これが新約聖書の始まりであり、クリスマスが実現したのです。聖書は何重にも、何回も、私たちに神様の約束の祝福や恵みの数々を伝えてくださっています

3-旧約の恐ろしい怒り裁き滅ぼす神の教えから解放されるのが新約聖書の福音の世界なのです。
 a、御言葉に生きる…神様と新約聖書の祝福
  新約聖書は「誰でもキリストにあるならば、『その人は新しく造られた者』である」と約束しています。
 私はTLオズボーン師から一年間、一万円をサポートしていただきました。彼から彼のメッセージを吹込んだテープとレコーダーまで送ってもらいました。
 彼は「 御言葉に生きる」事を私に教えてくださいました。彼は最初にインドの宣教師として出かけましたが、誰も救われて来ません。失望してアメリカに帰国しました。
 彼は「主の語られた言葉で、実現力のない言葉は一つもありません」との神様の約束に忠実に生きようとした人物です。
 b、トルストイか?ドストエフスキーか?
 どんな善いことをすれば天国に行けるか?
 「なぜ善いことについて尋ねるのか。良い方はひとりだけだ。」