『暗闇の人生から、輝く人生へ!』
※このメッセージは、2月15日の週報に載せられた、朝日放送ラジオの原稿です。
4月4日午前4:30に朝日放送ラジオから放送されます。
お早うございます。野崎キリスト教会の神田宏大です。朝の四時半と言えばまだ、まだ外は暗いですね。もう少しで春の日差しが暖かく、さし込んでくるでしょうね。
イエス様は「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです」と語りました。
聖書を読むと、「初めに,神が天と地を創造した」と書きはじめられ、「地は茫漠(ぼうばく)として何もなかった。やみが大水の上にあり…」と書かれています。神様が創造された世界が、現代訳聖書では、「地球とは言っても、まだ形が無く、混沌としており、真っ暗闇で、液状であり、神の御霊は、あたかも雌鳥がその翼を広げてひなをはぐくんでいるかのように、その上を覆っていた」と訳されています。
そこで神様が、「光あれ」と仰せられると「光りがあった」のです。
あなたも暗闇の中で混沌とした人生を送ってはいませんか?神様によって、神様のかたちに似せて造られ、神様のいのちの息が鼻らか吹き込まれて神様の生命が宿っているはずの人間であることを忘れないでください。暗闇の中にあっても、貧しさの中にあっても、たとえ父母が私を捨てる様な事があっても、主は私を、時分の子供として迎えて下さるのです。
クリスマスの夜、イエス様がベツレヘムの馬小屋で御生まれになった時、ベツレヘムの野原で夜通し羊の群れの番をしていた羊飼たちに天使が顕われました。聖書には「主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた」と書かれています。
それに対して、御使いは、「恐れることはありません。今、私はこの民全体のための素晴らしい喜びを知らせに来たのです。今日、ダビデの町で、あなた方のために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます」と、イエス様の誕生・クリスマスのメッセージを伝えました。
このイエス様が御産まれになった時、真っ暗闇の羊飼の野原が神様の栄光の光りで覆われました。
あなたが問題をかかえ、希望のない暗やみの中でもがき失望しているなら、天使のメッセージに耳を傾けてください。羊飼のようにイエス様の所に来てください。あなたは混沌とし、暗闇の中にあっても、「雌鳥がその翼を広げてひなをはぐくんでいるかのように、あなたの混沌とした状態、あなたの人生の暗闇など、その問題をイエス様は覆って下さいます。
人間は生きるために生まれて来ましたが、みんな死に脅え、いつの日か死んでしまいます。しかし、イエス様が御生まれになった目的は、十字架にかかって人類の罪を御自身が身代わりの小羊として死ぬためで、そのためにイエス様はクリスマスに来てくださいました。
イエス様がベツレヘムの馬小屋でお産まれになって、三十三歳の時に十字架につけられました。十字架にかけられる前夜、最後の晩餐が終わった時、イエス様がゲッセマネの園で血の汗を流して、「父よ。この杯を取り去ってください」と祈りました。
イエス様のこの世に来られた目的は、人類の罪を許し、神様の子供として、悪魔の手から解放するために来てくださったのです。
十字架に架けられた時、中近東の春の太陽が強く輝いていました。イエス様が朝から十字架にかけられて「すでに昼の十二時頃になっていたが、全地が暗くなって、三時まで続いた。太陽は光りを失っていた。また、神殿の幕は真っ二つに裂けた」とルカによる福音書二三章四四から四五章に書かれています。
「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです」と言われたイエス様が、十字架の上であなたの罪、あなたの暗闇を自らが引き受けてくださいました。ここにキリスト教の救いがあるのです。
今日から、あなたも羊飼たちのように暗やみの中で救いを求めていますなら、あなたの罪や暗い過去をイエス様は取り除き、新しい人生、輝ける人生をあなたに与えてくださいます。